この記事でわかること
結論から言うと、iOSショートカット1本とObsidianのiCloud同期で、移動中に気になったものを全部Obsidianに流し込める。PCの起動は不要。Obsidian Syncの有料プランも不要。XのツイートもWeb記事の一節もClaude出力も、クリップボードにコピーして1タップで.mdファイルに書き出せる仕組みだ。
目次
- なぜこの仕組みが必要だったか
- 全体像はこうなっている
- 準備するもの
- ObsidianをiPhone-Mac間でiCloud同期する
- iOSショートカットを4ステップで作る
- 使えるシーン3つ
- 帰宅後:ためた出力やメモをClaude Codeに丸投げ
- まとめ
記事概要図
なぜこの仕込みが必要だったか
GWに3日間の移動があった。PCは持ち歩けない。というより、3日間PCをつけっぱなしにしたくなかった(防犯・電気代・万が一のリスク)。
でも移動時間は長い。新幹線で数時間、待ち時間も含めるとインプットとアイデア出しをする時間は十分ある。
問題は「帰ったら忘れる」こと。Xで気になった投稿、移動中にClaudeに聞いた内容、Webで読んだ記事のポイント。帰宅してMacを開いたとき、それらが頭の中に残っていることはほぼない。
「気になったら即inbox.mdに書き出す仕組みを作れば解決する」 というのがこの話だ。
全体像はこうなっている
気になった情報をコピー(クリップボード)
↓
iOSショートカットを1タップ
↓
iCloud経由でObsidian vault内のinbox.mdに日付付きで追記
↓
iPhoneのObsidianからも読み返せる
↓
帰宅後、MacのClaude Codeに丸投げして整理
PCは不要。クリップボードにある内容を、日付スタンプ付きでファイルに流し込むだけだ。
準備するもの
| ツール | 用途 | 料金 |
|---|---|---|
| iPhoneのObsidianアプリ | ノート閲覧・管理 | 無料 |
| iOSショートカットアプリ | 保存の自動化 | 無料(標準搭載) |
| Claude.ai(iPhone) | 移動中のAI問い合わせ | 無料〜 |
| iCloud Drive | iPhone-Mac間の同期 | 無料(5GBまで) |
| MacのObsidian+Claude Code | 帰宅後の処理 | 無料〜 |
ObsidianをiPhone-Mac間でiCloud同期する
iPhoneのObsidianアプリでVaultをiCloudに作成する手順は、以下の参考サイトが詳しい。
ポイントだけ補足すると:
- iPhoneのObsidianで「Create new vault」→ 名前を入力 → Store in iCloud を選択
- iCloud Driveの設定がオンになっていないと「Store in iCloud」が表示されない。先に確認を
- 設定 → Apple ID → iCloud → iCloud Drive:オン
- Vaultを作成するとiCloud上にObsidian専用コンテナが自動生成される
- Mac側のObsidianで同じVaultを開けば同期完了
今回作ったVault名は mobile_inbox。Vault内に inbox.md というファイルを1つ置く。これが移動中のキャプチャ先になる。
Vault全体の同期ではなく専用Vaultを1個作るのがポイント。 メインVaultには大容量ファイルや共有したくないフォルダが入っていることも多く、丸ごと同期はリスクがある。専用Vaultなら軽量・安全に保てる。
iOSショートカットを4ステップで作る
「ショートカット」アプリはiPhone標準搭載なので追加インストール不要。
① Get Clipboard(クリップボードを取得)
保存したい情報をコピーした後にこのショートカットを起動する想定。最初のアクションはこれだけ。
② Format Current Date(今の日時を取得)
「Format Date」アクションを追加したとき、入力が「Clipboard」のままだと "Shortcuts couldn't convert from Text to Date" エラーが出る。入力は必ず 「Current Date(現在の日付)」 に変更すること。
設定値:
- Date Format:Custom
- Format String:
yyyy-MM-dd_HH-mm
③ Textアクションで日付+内容を組む
テキストアクションを追加して、以下の形にする。
---
{Formatted Date}
{Clipboard}
区切り線と日付を入れることで、inbox.mdを後で読み返したとき「いつ保存したか」が一目でわかる。
④ Append to File → inbox.md
「ファイルに追加(Append to File)」アクションを追加。
- ファイル:Obsidian vault(mobile_inbox)内の
inbox.md - 新規作成:オン(ファイルがなければ自動作成)
- Make New Line:オン
ショートカットをホーム画面に追加しておけばどのアプリからでも1タップで起動できる。
使えるシーン3つ
Xで気になったツイートを保存
Xアプリで気になったポストを長押し → 「テキストをコピー」→ ショートカット起動。URLと一緒にコピーしておくと出典が残せる。
Web記事の気になる一節を保存
Safariで「これ使えそう」と思ったテキストを選択してコピー → ショートカット起動。
Claudeのまとめをセッション末に1回保存
これが一番効果的だった。
iPhone Claude.aiで1セッションのやりとりが終わったら、最後に一言追加する。
「この会話をObsidian用にMarkdownでまとめて」
Claudeが会話全体をコンパクトにまとめてくれる。それをコピーして1タップ保存。セッション1回につきコピーも1回で済む。途中で何度もコピーする必要がない。
帰宅後:ためた出力やメモをClaude Codeに丸投げ
Macに戻ったらObsidianで inbox.md を開く。iCloud経由で移動中に保存した内容がすべて日付付きで並んでいる。
あとはClaude Codeに以下のプロンプトを渡すだけ。
mobile_inbox/inbox.md を読んで、以下の形式で整理して。
- ブログ記事ネタ:見出し案付きで
- 次のアクションタスク:優先順高い順に
- 後で深掘りしたいトピック:箇条書きで
移動中に拾った情報がそのままブログ記事の素材やタスクになる。「移動中に仕込んで、帰宅後即スタート」の完成。
Obsidianとのさらなる連携に興味があれば、Obsidian×Claude 外部脳体験記も参考にどうぞ。
まとめ
- iPhone ObsidianをiCloud同期で設定(専用Vault
mobile_inboxを作成) - iOSショートカット4ステップで自動保存の仕組みが完成
- Xも・Webも・Claudeも、クリップボードにあれば全部inbox.mdに流せる
- 帰宅後はClaude Codeにプロンプト1本で整理完了
Vault丸ごと同期しないから、大容量ファイルや共有したくないフォルダの心配もなし。「手でコピーしたものだけ同期」が一番安全でシンプルだった。
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