この記事でわかること

  • Claude Proプランで使用量制限に当たりにくくする5つの実践的な工夫
  • 「工数:中」が実は20〜40%多くトークンを消費している理由
  • チャット分割・Memory運用・Claude Code固有コマンドの使い方

正直に書く。Maxプランに課金しなくても、使い方を変えるだけで制限にほぼ当たらなくなった


目次


記事概要図

Claude Pro 制限攻略 5ステップ


Proプランでも制限に当たっていた

月額$20のClaude Proプランを使っている。Maxにすれば解決するのはわかってるけど、週末だけ稼働する副業ブロガーにとって$200は正直きつい。

ところが先月、Obsidian記事を連続で書いていたら1日の途中で制限に当たった

そのとき思ったのが「使いすぎてるせいか」だったけど、調べてみると原因は別にあった。


原因:使いすぎじゃなく、使い方が間違っていた

トークンを消費するのは「テキストを読む・書く」だけじゃない。

コーディング・ファイル操作・長いチャットの再読み込みが重い。

つまり「Claude Codeでファイルを何度も読み直させながら長時間作業する」=制限に当たりやすいパターン、ということ。対策は使用量を減らすより、消費の構造を変えることだった。


工夫① Haikuで考えて、SonnetとOpusは実行だけに使う

「Claudeで構成を考える→Claudeで書く」は実は非効率。

ブレインストーミングや構成検討はHaiku 4.5で十分。最終的な文章生成や複雑なコード実装だけSonnet・Opusに任せると、体感で消費が変わる。

実際にやってみると「Haikuって意外と賢い」と気づく。単純な相談・ラフ案・要約ならHaikuで完結する。

セッション途中でもモデルは変えられる。

Claude Codeは会話の途中でもモデルを切り替えられる(Shift+Cmd+I または画面下のモデル名をクリック)。切り替え後も会話履歴はそのまま引き継がれる。

「この実装だけはOpusで」という使い方が実は一番コスパがいい。Sonnetで進めながら、複雑な設計判断のときだけOpusに上げて、終わったらSonnetに戻す。モデルごとにチャットを分ける必要はない。


工夫② チャットを短く保つ(ProjectsとMega Prompt)

長いチャットを続けると、Claudeは毎回全履歴を再読み込みする。これがトークンを静かに食い続ける。

解決策は2つ。

Projectsで新チャットを作る:同じテーマの作業はProjectにまとめ、タスクごとに新チャットを開く。Project instructionsに設定を書いておけば毎回説明不要。

Mega Promptで引き継ぐ:長くなったチャットで「今の会話を次のチャットに引き継げるプロンプトを作って」と頼むと、要約プロンプトを出してくれる。それを新チャットに貼るだけ。


工夫③ Memory.mdを自分で育てる

Claudeはセッションをまたいで以前の話を覚えていない。毎回「自分はSEで、ブログを書いていて…」と説明するのは純粋なトークンの無駄。

おすすめは2ファイル構成:

  • Instructions.md:自分のルール・スタイル・プロジェクト設定を書く
  • Memory.md:Claudeが学習した好み・修正点を蓄積する

このファイルをClaude CodeのProjectに読み込ませると、毎回説明ゼロで文脈を引き継げる。

自分はすでに3ヶ月以上このシステムを運用中で、「また最初から説明する」という作業が完全になくなった。関連記事:Obsidian × Claude 外部脳体験記


工夫④ 工数は「低」が基本(これ、知らなかった)

Claude Codeの設定に「工数(低・中・高)」という項目がある(英語UIでは”Extended Thinking”に相当)。

自分はずっと「中」をデフォルトにしていたけど、「中」は通常より20〜40%多くトークンを消費していることを今回初めて知った。

仕組みはこう。工数設定はClaudeが回答前に内部で推論ステップを踏む量を制御していて、「中」では1,000〜4,000トークン分の内部思考が追加で走る。この思考トークンも課金対象。

実際のタスク別の最適工数はこちら:

タスク適切な工数
ファイル読み書き・git操作
ブログ記事の構成・文章生成
バグ修正・コードレビュー
設計判断・複雑な要件整理中〜高
複数ファイルにまたがる実装

週末SEのブログ執筆・Obsidian整理・日常的なClaude Code作業なら、「低」が適切なタスクが7〜8割を占める。「中」をデフォルトにしていたのは、毎回保険をかけて余分に課金していたようなもの。

これは素直に知らなかった。「低でも品質が変わらないタスク」が思ったより多い。


工夫⑤ Claude Code固有の節約コマンド

最後はClaude Code限定の節約術。

/compact:長くなった会話履歴を要約・圧縮するコマンド。チャットを切らずに続けたいときはこれ。

/usage:現在の使用量を確認できるコマンド(最近追加)。制限に近づいていることに気づかず使い続けるのを防げる。

Plan Mode(Shift+Tab 2回 または /plan:実装前に計画だけを立てるモード。「考える」フェーズと「実行」フェーズを分けることで、無駄な試行錯誤を減らせる。


まとめ

2026年5月時点で自分が実践している工夫をまとめると:

  1. Haiku→Sonnet→Opusのエスカレート:ブレストはHaiku、実行のみOpus
  2. チャット分割:Projectsで新チャット、Mega Promptで引き継ぎ
  3. Memory.md運用:毎回の説明ゼロで文脈維持
  4. 工数は「低」をデフォルト:複雑な作業だけ「中・高」に上げる
  5. /compact/usage・Plan Modeを活用

Maxに課金する前に、まずこの5つを試してほしい。自分はProプランのまま、制限に当たる頻度が体感で半分以下になった。


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関連記事:NotebookLM×Claudeゼロトークンリサーチ