この記事でわかること

結論から言うと、DOPは「知識量」より「問題文を正確に読む力」を求めてくる試験だった。

実務でCI/CDやIaCをほぼ触ったことのない自分(SE/PM)が、Cloud Licenseを繰り返し回し、仕上げにUdemy問題集を1周して3ヶ月で合格した。この記事では、実務なし勢が特につまずくポイントと、実際の勉強ルートをそのまま書く。

  • DOPの試験特徴(DVAとの違い)
  • 3ヶ月の勉強スケジュール
  • 実務なし勢がはまりやすい3つの罠
  • 使った教材の正直な評価

目次

記事概要図

AWS DOP合格ルート(実務なし・3ヶ月) DVA合格 前提知識あり 1〜2ヶ月目 Cloud License を周回 3ヶ月目 弱点+Udemy問題集1周 DOP合格 AWS Pro資格コンプ (実務なし)

▼ 実務なし勢のつまずき3選

① 問題文が長い 読解スピードが合否を分ける ② CI/CD設定の判断問題 Blue/Green vs ローリングの使い分け ③ IaC選択問題 CloudFormation vs CDK

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DVA合格直後、次をDOPに決めた理由

DOPを受けたのは、DVA合格直後に「次どうしよう」と考えたのがきっかけだ。

DVA合格体験記でも書いたけど、DVA(Developer Associate)の勉強中からCI/CDやDevOpsの概念が少し顔を出していた。「これ、もっと深く問われる試験があるんだろうな」と思っていたら、それがDOPだった。DVAを「DOPを見据えて」勉強していた部分があったので、そのまま流れで申し込んだ。

DOPはDVAの「続編」として位置づけた

DVAが「Lambdaで作る・DynamoDBで保存する」系なら、DOPは「それを継続的にデプロイして・監視して・障害に備える」系の試験だと思っていい。

開発→運用の流れで考えると、DVA→DOPは教科書の第1章→第2章みたいな関係性で、知識の断絶感は思ったよりなかった。

DOP試験の概要と正直な難易度

出題範囲(CI/CD・IaC・監視が3本柱)

分野主要サービス
CI/CDの自動化CodePipeline・CodeBuild・CodeDeploy
構成管理・IaCCloudFormation・CDK・Systems Manager
監視・ログ・可観測性CloudWatch・X-Ray・EventBridge
インシデント対応Auto Scaling・ECS・Fargate
可用性・DR設計Route 53・RDS・バックアップ戦略

DVAとの違い——「作る」から「運用・自動化」へ

DVAは「どうコードを書くか」の試験。DOPは「どう継続的に動かし続けるか」の試験だ。

視点が変わると問われる内容も変わる。CodeDeployのデプロイ戦略(Blue/Green・ローリング)や、CloudFormationのスタック管理など、DVAではほぼ出なかったトピックが普通に登場する。

試験時間と問題文の長さ——これが一番きつかった

正直、これが一番きつかった。

試験時間は170分・75問。1問あたり2分ちょっとしかない。なのに問題文が長い。「A社はXXというシステムを運用しており、要件はYYで、コスト面の制約はZZです。最も適切な構成は?」みたいな文章が普通に5〜6行続く。

DVAと同じ感覚で挑むと、時間が足りなくなる。最初の模擬試験で「あれ、時間が……」と冷や汗をかいた。

実務なし3ヶ月の勉強ルート

使った教材

メインはCloud License、仕上げにUdemy問題集を1周した。

Cloud License(メイン)

繰り返し解いて定着させる用途に向いている。同じ問題を何周もすることで、「なぜこれが正解か」の判断軸が体に染み込んでいく感覚があった。

【全出題範囲網羅+詳細解説】AWS DOP-C02日本語実践問題225問(Udemy・仕上げ用)

最後に「見たことのない問題」への耐性をつけるために1周した。Cloud Licenseと問われ方が違うので、仕上げ段階で使うと効果的だった。

週ごとのスケジュール感

3ヶ月・週末メインでこんな流れ。

期間やったこと
1〜4週目Cloud License 1周目。解説を全部読む。正答率は気にしない
5〜8週目Cloud License 2〜3周目。間違えた問題に印をつけて弱点を洗い出す
9〜11週目弱点分野に集中。Cloud Licenseで繰り返す
12週目Udemy問題集を1周。初見問題への対応力を確認

最初から正答率を気にしないのがポイント。1周目は「こういう問題が出るんだ」と把握するためのインプット期間として割り切った。

実務なし勢がつまずくポイント3選

① 問題文が長い——読解力が合否を分ける

実務経験があれば「この状況ならこれだな」と直感が働く。実務なし勢にはそれがない。

対策は、「条件を分解してから選択肢を選ぶ」癖をつけること。問題文を読みながら頭の中で「要件A・制約B・現状C」に整理してから選択肢に向かうと、引っかかりにくくなる。

② CodePipeline・CodeDeployの設定判断問題

「この要件にはBlue/Greenが適切か、ローリングアップデートが適切か」という判断問題が多い。

実務で触ったことがないと、違いがふわっとしたまま覚えてしまいがち。自分が整理した判断軸はこれ。

  • ダウンタイムをゼロにしたい・ロールバックを即したい → Blue/Green
  • コストを抑えたい・段階的に展開したい → ローリング

この軸を押さえたら、急に問題が解けるようになった。

③ CloudFormation vs CDK——IaC選択問題

「どちらでも実現できるが、この状況ではどちらが適切か」という問われ方をされる。

自分が使った判断軸はシンプルで:

  • 既存のYAML/JSONテンプレートを管理する → CloudFormation
  • プログラミング言語で柔軟に書きたい・モジュール化したい → CDK

この2軸を押さえておけば、大半の問題には対応できる。

合格して変わったこと・次のステップ

DOPに合格してAWS Pro資格が揃った。SAA・SAP・DVAに続いてDOPを取得し、インフラ・開発・運用の一連の流れが体系的に頭に入った感覚がある。

AWS資格ロードマップでも触れているけど、DOPまで取ると実務でCI/CDを設計する場面で「これCodeDeployのBlue/Greenで対応できるな」という判断が以前より早くなった。実務経験がなくても、試験勉強で得た判断軸は確実に使える。

次はAzure側の資格深掘りに向かう予定。

まとめ

DOP合格のポイントをまとめる。

  • DVA合格後に流れで挑むのが効率的(知識の連続性がある)
  • 問題文が長い——条件を分解してから選択肢を選ぶ癖をつける
  • CI/CDとIaCは「いつ何を選ぶか」の判断軸を整理することが最重要
  • Cloud Licenseを繰り返し回して定着させ、仕上げにUdemy問題集で初見耐性をつけるのが効果的

「実務なしだから無理かな」と迷っている人は、迷わず受けていい。問題集を丁寧に回せば、ちゃんと受かる試験だった。

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